マレーシア唯一のカジノ「ゲンティンハイランド」とは?

ゲンティンハイランドは、マレーシアの首都クアラルンプールから車で約1時間半。
標高約1,700〜1,800mの高原地帯に位置するリゾートエリアで、避暑地としても人気の観光地です。
この地に広がる「リゾート・ワールド・ゲンティン(Resorts World Genting)」は、カジノを中心に、ホテル・ショッピングモール・レストラン街・屋内外テーマパークなどが一体となった複合エンタメ施設です。
中でも注目すべきは、マレーシアで唯一政府に認可されたランドカジノがこのリゾート内に存在する点です。
そしてそのカジノは、以下の3つの施設で構成されています。
カジノ・デ・ゲンティン(Casino de Genting)
リゾートの中心的存在で、もっとも規模が大きいカジノ。
バカラ、ブラックジャック、パイゴウなどのテーブルゲームや、数千台のスロットマシンが並ぶ本格的なフロアです。
ファースト・ワールド・カジノ(First World Casino)
ホテルやショッピングモールと直結した利便性の高いカジノ。
コンパクトながら必要なゲームは揃っており、観光ついでに立ち寄りたい人や初心者に人気です。
スカイカジノ(SkyCasino)
近未来的な演出が特徴の最新カジノ。
3フロア構成で、電子ゲームやバーチャル系の設備が充実しており、若年層やカジュアルユーザーにも好まれています。
マレーシアのカジノで遊べるゲームの種類

ゲンティンハイランドにある3つのカジノ施設では、世界中のカジノ愛好家に人気の定番ゲームを幅広く楽しむことができます。
ゲームの種類は多岐にわたり、初心者でも挑戦しやすいものから、上級者向けの本格的なテーブルゲームまで揃っています。
スロットマシン
スロットマシンは3施設すべてに大量に設置されており、設置台数は合計で数千台以上。
クラシックな3リールタイプから最新のビデオスロットまで種類も豊富で、1リンギットからプレイ可能な台も多く、初心者でも気軽に楽しめます。
テーブルゲーム
カジノの定番であるバカラ・ブラックジャック・ルーレットをはじめ、パイゴウ・スリーカードポーカー・シックボー(大小)など、アジア圏ならではのゲームも多数用意されています。
カジノ・デ・ゲンティンでは特にテーブル数が豊富で、さまざまな賭け金のレートに対応しているため、自分の予算や経験に合わせて選べるのも魅力です。
電子ゲーム・バーチャルテーブル
スカイカジノでは、デジタル化が進んだゲームエリアが注目を集めています。
LEDスクリーン付きの電子ルーレット、タッチパネル操作のバーチャルバカラ、さらにはオートディーラー式のeブラックジャックなどが導入されており、非接触で快適にプレイできます。
マレーシアにあるカジノの入場ルールと年齢制限【必読】

マレーシアのカジノは、誰でも自由に出入りできるわけではありません。
特に年齢や服装、持ち物などに関するルールが細かく定められており、これらを理解しておくことでトラブルを回避し、安心してカジノを楽しむことができます。
年齢制限:21歳以上
マレーシアでは、21歳未満の人物はカジノへの入場が禁止されています。
そのため、入場時には年齢確認が行われることがあり、パスポートの提示は必須です。
特に外国人観光客の場合、顔写真付きの身分証明書(基本的にパスポート)がないと入場を断られることがあります。
宗教上の制限:イスラム教徒は入場禁止
政府の方針として、イスラム教徒(特にマレー系住民)は宗教上の理由からカジノへの入場が禁止されており、これは法律で明確に定められています。
服装:スマートカジュアル推奨
カジノでは服装に関するルールもあり、ビーチサンダルやノースリーブ、短パンといったラフすぎる格好は避けた方が無難です。
特に夜間やVIPエリアを利用する場合は、スマートカジュアル以上の装いが求められることがあります。
持ち物検査・セキュリティ
入場時には手荷物検査が行われることもあります。
特にカジノフロア内では、写真撮影やビデオ録画は禁止されており、スマートフォンの使用にも制限があるため注意が必要です。
また、帽子やサングラスの着用は禁止されており、顔が確認できない状態での入場は認められません。
ゲンティンハイランドへの行き方【場所とアクセス】

「マレーシア カジノ 場所」で検索する人が多い理由のひとつが、ゲンティンハイランドの特殊な立地にあります。
カジノが首都クアラルンプールの街中にあるわけではなく、高原リゾート地に位置しているため、事前のアクセス確認が必須です。
クアラルンプールからバスで行く(経済的で簡単)
「Go Genting バスサービス」は、クアラルンプール市内の「KLセントラル駅(KL Sentral)」などから出発し、ふもとの「アワナ・バスターミナル(Awana Bus Terminal)」まで約1時間〜1時間半で到着します。
料金も片道10リンギット前後と非常にリーズナブル。
予約はオンラインでも可能です。
ゴンドラ(ロープウェイ)で絶景アクセス
アワナ・バスターミナル到着後は、世界有数のロングスパンを誇るゴンドラ「アワナ・スカイウェイ(Awana SkyWay)」を利用して山頂へ向かいます。
全長約2.8km、所要時間は約10分。
途中には「チン・スイ洞(Chin Swee Caves Temple)」を見下ろす絶景ポイントもあり、観光としても楽しめる移動手段です。
※ゴンドラはガラス床付きキャビンも選択可能(有料)
タクシーやGrabで直行も可(快適だがやや割高)
配車アプリ「Grab」を使えば、クアラルンプール市内から直接ゲンティンハイランドまでタクシー感覚で移動することも可能です。
所要時間は約1時間〜1時間半、料金は100〜200リンギット前後が目安となります。
スーツケースなど荷物が多い方や、家族・グループでの移動には便利な選択肢です。
空港からのアクセス
クアラルンプール国際空港(KLIA)からは、まずKLセントラルまでエクスプレス電車で移動し、そこからバスやGrabで向かうルートが一般的です。
空港から直通でゲンティンに行く交通手段は限られているため、乗り継ぎ時間を考慮しておきましょう。
カジノ以外の楽しみも充実!家族連れにも人気の理由

ゲンティンハイランドが他のカジノリゾートと一線を画す最大の特徴は「カジノ以外のエンタメ施設が極めて充実している」ことです。
そのため、ギャンブル目的の旅行者だけでなく、カップルや家族連れ、学生グループなど、幅広い層に親しまれています。
スカイトロポリス・インドア・テーマパーク(Skytropolis)
天候に左右されずに遊べる屋内型遊園地で、小さなお子様から大人まで楽しめるアトラクションが多数揃っています。
絶叫系からメリーゴーラウンド、VR体験アトラクションまであり、ファミリー層には特に人気です。
ゲンティン・スカイワールド(Genting SkyWorlds)
2022年に正式オープンした屋外テーマパーク。
世界観を重視したエリア構成と、大型ジェットコースター、3Dシアター、ライド系アトラクションなどが揃い、マレーシア版「ユニバーサルスタジオ」とも称されています。
巨大ショッピングモール&アウトレット
リゾート内には「スカイアベニュー(SkyAvenue)」をはじめとする複数のショッピングエリアがあり、高級ブランドから地元のお土産品、家電、衣料品まで取り扱いが豊富。
フードコートやスターバックス、ローカル料理の名店も併設され、食も楽しめます。
マレーシアのカジノで注意すべき点・マナー・法律

ゲンティンハイランドのカジノは観光客にも開かれた空間ですが、安心して楽しむためにはルールやマナーの把握が不可欠です。
知らずに違反してしまうと、トラブルや退場につながるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
写真・動画撮影は禁止
カジノ内ではスマートフォンやカメラでの撮影は厳禁です。
特にテーブルゲームエリアでは、ディーラーや他のプレイヤーのプライバシー保護の観点からも、カメラの使用は固く制限されています。
スマホの使用自体に注意を払う必要があるため、必要な連絡はカジノの外で行うのが無難です。
帽子・サングラスは外すのがルール
カジノ内では顔の一部を隠すような服装やアクセサリー(帽子・サングラス・マスク等)は、セキュリティ上の理由で禁止されていることが多いです。
入場時に外すよう促される場合があるため、あらかじめ外しておくとスムーズに入場できます。
アルコールのマナーと飲酒制限
場内にはバーやドリンクカウンターがありますが、泥酔状態でのプレイはマナー違反。
他の客に迷惑をかけると、警備員によって退場を命じられる場合もあります。
お酒は節度を持って楽しみましょう。
両替と通貨
カジノ内ではマレーシア・リンギット(RM)のみ利用可能です。
外貨は場内のカウンターで両替が可能ですが、為替レートはやや割高な場合もあるため、事前に空港や市内で両替しておくと安心です。
勝利金と税金
マレーシアでは、カジノでの勝利金に対して課税は原則ありません。
ただし、大金を国外に持ち出す場合は、出国時の申告義務が発生する可能性があるため注意が必要です。
また、現地の銀行口座がない場合、勝利金は現金での支払いになることもあります。
イスラム教徒の利用禁止は法律で明記
マレーシアではイスラム教徒がカジノに入ることは禁止されています。
これは宗教的な背景による法的規定であり、現地住民が違反した場合は重い罰則が科されることもあります。
観光客には適用されませんが、文化的背景として理解しておくことが大切です。
他にカジノはない?マレーシアのギャンブル事情

「マレーシアにはゲンティン以外にもカジノがあるの?」と気になる方もいるかもしれませんが、マレーシアで政府に正式に認可されているランドカジノはゲンティンハイランドにある1カ所のみです。
まとめ:マレーシアでカジノを訪れるならゲンティン一択!安心・安全に楽しもう

マレーシアで合法的にカジノを楽しめるのは、ゲンティンハイランドだけです。
自然豊かな高原に広がる巨大リゾート内には、3つの本格カジノ施設があり、初心者から上級者まで快適にプレイできます。
年齢制限や服装マナーなど一定のルールはあるものの、観光客にとっては利用しやすく、安全性や施設の充実度も東南アジア屈指。
カジノ以外にもテーマパークやショッピング、グルメが楽しめるため、観光のついでに立ち寄るにも最適です。
マレーシア旅行の新たな楽しみ方として、ぜひゲンティンハイランドのカジノ体験を加えてみてはいかがでしょうか。
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